ゆうびんやさんの運命は。 謎の洋館。待ちうけるおばけたち。 幻想的な作品世界で人気の画家·網代幸介が描く、てんやわんやな配達奇譚。 ◎発刊前から大注目の声、続々! 網代さんの作りあげる劇場が好きでたまらないのです。本の中=劇場世界=架空でいっとき遊んで日常に戻ることがどんなに素敵な時間か。 ――ナディッフモダン/飯塚芽さん 網代さんの絵を見る人は、そこに物語を見つけてしまう。 立入禁止のさびれた暗がりにも誰かからの手紙を待っている存在がいる。 それは幼年期にふとひとりになったときに訪れる感覚に似ていて、心地よいノスタルジーに包まれた。 ――かもめブックス/前田隆紀さん かつての場所へ届けられた手紙 暗がりに響く奇妙な声 手紙といっしょに飲み込まれていく 心地よいふしぎの世界